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前の日からお弁当作って、朝5時半に起きて、電車乗って新幹線のって、また電車乗って、炎天下15分歩いて。3時間かけてたどり着きましたエコパアリーナ。息子は体育館より広い芝生に興味があったみたいですが、大好きな「しーちゃん」をエサに会場入りしました。
席はスタンドSSで、西側(背面側)スタンドの3列目でした、リンクの南端に近いあたりでした。子供はアリーナのほうがより興味もてたかもしれなかったけど、一方でスケーターの近くで大声出したりしたら……と思うと恐ろしくて。(^^;; 日曜日の昼公演でしたので、子供さんが多くて私としては予想していたよりは気が楽でしたが、案の定、子供はテレビと同じような感覚になってしまい、途中で少し飽きて「おなかすいた〜」とか「お茶飲みたい〜」とか、「もう帰ろう」とか言いだして、それをなだめたりすかしたりしながらの観戦となったのであまり集中できず、ジャンプの種類や技の細かいところはとても見ていられませんでした。でも大声は出さなかったので、彼もよく頑張ったと思います(笑)。 滑走順もメモできなかったので、以下、大体の雰囲気でテキトウな順番で、かつ曖昧な記憶で書きます。 ♪オープニング ダンスとか生歌の後に、日傘をさしたお嬢さん二人がリンクに出てきたのですが、それがエレナとマルガリータ(多分)だと分かったときに一部客席がヒートアップ。次に男性が出てきて大柄なペトレンコだけすぐに分かって。そして女性は……黒いのがボナリーだ!その隣はサーシャ、それから……なんて思っている間に中央に出てきて、こちらを向いてソロを踊っているのがスルツカヤだと分かったとき、ものすごく感動しました。そしてサーシャが反対側で、Y字スパイラルのポジションでみんなの間を縫って滑ったりしているのに興奮していたら、夫が「あれ、スルツカヤちがう?」って遅いよ! そしてやたらグルグル回ってる人がいると思ったらランビエールで、その後、荒川さんが出てきて中央で踊ってて。頑張って踊ってるな〜なんて思ったのでした。(^^) ♪本田武史 最初の登場。ソルトレイク4位のFP「アランフェス協奏曲」、そのヴォーカル入りバージョンのプログラムらしいです。昔の私は本田さんと言えば4回転だと思っていたけど、スケーティングもものすごく上手なのでして……このショーは本当に本当に上手な人ぞろいの凄いショーでしたけど、見劣りしなかったですね。ヤグプル時代のオリンピック4位、世界選手権銅メダル×2なのだから、凄いのは当たり前なのですが……本田さん、私、プルプル言っててすみませんでした。単発のトリプルが2つ?フリップが入ってたような。トリプルアクセルも跳んでくれたような気がします。私「今の、アクセルで3回まわってたよね?」夫「オレ、ジャンプ分からんもん。」………。大きな、力強いジャンプでした。 ♪ヴィクトール・ペトレンコ 何を隠そう、少女時代の私の王子様なのです。優雅で美しくて、少女漫画のようだったのです。かと思えば、ロックナンバーもガンガン踊っていましたね〜。今回も1部ではアップテンポの曲、2部ではスローな(プルがしっかり影響されてんな〜と思えるような)曲で、相変わらずの優雅さと表現力でした。1部ではけっこうジャンプを跳んでくれてて、アクセルもあったような?「おお〜〜〜っっ!!!」と一人盛り上がってたのですが、どうだったのかしら。おそらく私たちのような初心者が多いせいか、全体的に大人しい会場でしたが、とても上手に盛り上げてくれていました。やっぱり昔の人はスケーティングが滑らかで、本当にきれいだと実感。ステップ大好きな私としては、美しく力強いステップを生で見ることができて、ただただ感激でした。ありがとうペトレンコ様。 ♪ウラジミール・ベゼディン&アレクセイ・ポーリシュク とってもユニークでコミカルな、アクロバットの男性二人組。前々からうっすら思っていたのですが、生で見てはっきりとアレクセイのファンになって帰ってきました(笑)。1部は、TOIの放送でちょっぴり流れていた猫背さんの演技。2部のはとても面白くて、最初はスウェットぽいスーツの衣裳でスピードスケート風、それに足ひれをつけてダイビング風、かと思いきやスーツを脱いで帽子をとってバスケットボール風(ちゃんとコーンロウみたいなカツラもつけていた)、もちろんその間にいろんなアクロバットを演じるのです。普通の演技にはピンときていなかったらしい息子も、彼らには大喜びでした。(っていうか覚えているのは「しーちゃん」と「おかしな人」だけらしい……) ♪エレナ・ベレズナヤ&アントン・シハルリドゼ ソルトレイクの不正採点事件で、微妙な立場に立たされた気の毒なロシアの金メダルペアですが、演技を見れば、彼らの実力・魅力は一目瞭然(カナダペアが実力不足と言うつもりはないですよ)。日本でも人気が高く、確かに一部やたら盛り上がっているファンの方がいらっしゃいました(^^) 1部の曲は、拍手が間に合わないほどの技の連発で、デススパイラルからいきなりジャンプとか、リフトしてリフトしてスロージャンプしてとか、なんかもうわけが分からんくらいで、美しいユニゾンとペアの技を堪能しました。2部はうってかわって、コミカルな寸劇風の「チャップリン」。エレナが超キュートでどうしようかと思いました(笑)。 ♪村主章枝 1部のトリで登場、紫のパンツが印象的な「イパネマの娘」でした。村主さん、下手したらちょっとケバい紫でも着こなせるのがいいですね。とにかく華奢で小さく、その分軽やかな印象でしたが、迫力のある外国人選手たちの演技が続く中、久美子コーチが今後の課題として「もう少し力強さがほしい」と言った意味も分かるような気がしました。いっそのこと、あまりドラマチックさのないクラシック、彼女の軽さや本来の明るさが活かせるモーツァルトのピアノソナタなんかが合うように思うのですが……演技するにはテンポが速すぎるかな。演技後のお辞儀は、上着を肩にかけてナナメに客席を見ながら膝を折るという、「はすっぱ」な雰囲気のもので、演技の雰囲気によっていつも違うお辞儀にしている村主さんならではのジョークでした。 ♪スルヤ・ボナリー 2部の最初に登場。懐かしいですね。彼女のスケートを見て、一時期黒人に憧れていたっけ。もう30歳を超えているはずなのに、バネのあるジャンプは相変わらずだし、しっかりバックフリップも見せてくれるのです。演技は短かったけど、インパクト充分。夫も「おお〜〜」なんて言ってました。 ♪マルガリータ・ドロビアツコ&ポビラス・ヴァガナス 2部に登場して、世界選手権のガラで大評判だった「パイレーツ・オブ・カリビアン」を披露してくれました。これが見たかったファンは多いはず。剣技が素晴らしく見応えがあって、凄かった!FF9の最初のミニゲームをリアルで見てるみたいでした(←マニアックな感想ですみません)。35歳というベテランのカップルですが、アイスダンスはベテランのほうが見応えあっていいですね。 ♪イリーナ・スルツカヤ 2曲滑ってくれて、どちらもノリノリのダンスナンバーでした。DOIのソコロワさんと似たような雰囲気、かな?とにかくダンスも衣裳(黒)も、可愛かったです。ジャンプは調子悪そうだったけど、ぜんぜん良いのです。ステップを踏みながら動き回り、ポイントポイントでお客さんにアピールしたり。2部のほうでは、両足でビールマンのスパイラルをしてくれて、さらに深いレイバックスピン→ビールマン、そして(多分)足を替えて仰向けキャメルからドーナツのような体勢になり、そこから直接ビールマンへと変化するという、すごいスピンに感動しました。夫が何か言ってたけど、聞いてる余裕はなかった(笑)。そして拍手しすぎて、子供に手がぶつかって怒られてしまいました……。 ♪マリア・アニシナ&グヴェンダル・ペイゼラ 長野オリンピックの頃から印象に残るカップルでしたので、生で見ることができて本当に嬉しかった。1部の曲は、TOIでも演じていた大きなスカーフを使ったプログラム。2部は「スターウォーズ」で、最初はあの光る剣(ライトセイバーというらしい)で打ち合っていて、夫「ネタかぶりしてるよ」私「映画が違うからいいんだよ」しかし彼らは途中でライトセイバーは置いて、ものすごいステップを踏みまくってくれまして、私としてはものすごく嬉しかったし、感動しました。やっぱりステップ好き〜〜。剣技としてはドロビアツコ&ヴァガナスのほうが凝っていてスリリングだったけど、こちらはとにかく音楽と共に盛り上がるステップに引き込まれました。あまりにも引き込まれてしまって拍手しそびれました。(^^; ♪サーシャ・コーエン SP「黒い瞳」。4年ぶりの来日になるサーシャを見に来た人は多かったらしく、拍手も大きかったし、音楽が流れた瞬間にはどよめいていましたね。そしてこれはもう、凄い!の一言でした。演技構成はかなり違っていて、例えば私は最初のジャンプが好きなのですが、その部分はバレエジャンプになっていましたし、イナバウアーが入っていたりして私たちの席からばっちり見える角度だったので横滑りの迫力を感じることができました。ただしスパイラルは競技そのまんまの構成でレベル4にGOE+2点みたいな、圧倒的な「サーシャ・スパイラル」で鳥肌が立つほどだったし、ストレートラインステップはリンクが狭いためストレートじゃなかったけど大体同じだったし、スピンも最後のコンビネーションは競技と同じ構成で、同じくらいきちんと回ってくれて、同じようにIスピンで締めてくれました。もう感激で、涙が出てしまった。3時間かけて来た甲斐がありました。 ♪ステファン・ランビエール 1部で「四季」。少し短いバーションでしたが、やっぱり競技のプログラムを見られるのは嬉しいです。衣裳の鮮やかさがものすごかった(笑)。ストレートラインステップもサーキュラーラインステップもきちんと見ることができたし、もちろんスピンコンビネーションもまんまばっちり見せてくれました。ジャンプではきれーいに回るんだけど、着地でガツーンと降りたので、有名な「膝に悪そうなランビエールの着地」を実感してしまいました……膝、ご自愛くださいませ。このプログラムでは3A決めてたと思います。2部は「FIX YOU」、あの約1分回り続けるナンバーです。本当に回ってました。DOIに比べると、中盤スピードがなくなっていっちゃったのですが、足替えしたらまたものすごい勢いで回っていって、変なポジションでも加速するし一体どうなってるんだろう。最後は本当に何がなんだか分からないくらい速かった。ずーーーっと拍手してました。 ♪荒川静香 1部で「アヴェ・マリア」これは白い衣裳で、個人的に金色より好きなので嬉しかったです。2部では「You raise me up」で、これは何がびっくりしたかって、テレビで見るよりずっと衣裳がきれいだったこと。すっごくキラキラ光るんです。 演技については、よく言われるように、ほんとうにさらさらとただ水が流れているような、滑らかなスケーティングでした。荒川さんの演技はこのスケーティングが全てだと思うくらいでした。確かにスパイラルも美しく、スピンも素晴らしい。だけど単独で見たら、例えばサーシャのスパイラルのほうが完璧だし圧倒的な迫力がありました(ただスピードはゆっくりめでした。魅せる作戦なのかもだけど)。荒川さんの魅力は、まるで大きな川が流れていくように、ジャンプやスパイラルやスピンが流れていく、そんな力強さと美しさでした。もちろん、引っかかりを感じることがないのは一つ一つの技がことごとくハイレベルだからですよね。……なんて、語り尽くされたことを語ってみたりして。 ♪フィナーレ 生歌で「ロクサーヌのタンゴ」が流れたので、思わず高橋選手が出るかと……もちろん出ませんでした。男女即席ペアで踊ったあと(ほんとのペアの他は、サーシャとペトレンコ、ボナリーとランビエール、本田さんと村主さん、イリーナとアレクセイ、だったと思う)、寸劇が行われましたが、映画見てないからさっぱり分からなかった。しーちゃんがヒロインで、アレクセイが振られてステファンとくっついたのだけは分かったけど。男子だけ、女子だけでスピンしたりするところもあって荒川さんや村主さんがけっこうな速さでいろいろと回ってくれていたのですが、それを上回る速度とポジション替えででやたら回っている人が1人いました。とにかく、どんなときでもスピンになったらやたらグルグル回る人が……。その他もろもろあって、ランビエールはものすごく男前だったけど「不思議ちゃん」な匂いも確かに感じられた気がする今日この頃。いや、ほんと凄かったんだけどね。 そして私は、アレクセイがけっこうバリバリにスピンしているのを見て、すっかりファンになってしまったのでした。 その後、サーシャのソロがあってやはりスパイラルやIスピンを見せてくれて、またもや感激……。子供が「ウンチでそう〜」とか言って、私は当然出る気はなかったので、フィナーレの最後に花火が出たあとに夫が子供を連れ出してくれたのだけど、その後全員でリンクを回ってくれたので、夫は手を振るサーシャを見逃したのでした。ごめん夫。 とにかく皆さん、日本に来てくれて本当にありがとう、とバカみたいに手を振りました。 全体的な感想としては、テレビで見て感じていた印象とそうかけ離れたものはなく、これまでテレビで見てきたこと、多くのブログさんなどで詳しい方が述べておられたことを再確認するような感じになりました。ただスパイラルやイナバウアーなんかは、生で見た方がずっと迫力がありましたし、ジャンプも大きさや勢い、姿勢や美しさなど、選手の個性が分かりやすかったように思います。 そして私たちはやっぱり「技」を見るのが好きなんですよね。私は、自分はやはりステップが相当好きらしい、と再確認できましたし、夫は、スパイラルが好きだと分かったようです。 だから次は競技会を観に行きたいと、帰りの新幹線のなかで話していました。いつになるか分かりませんが……めざせ東京?無理? ところで、おそらくですが、ランビエールが今季も「四季」を続行するのは確実でしょうね。また、サーシャは来月のCampbell's Cup に出場するのですが、そこで「黒い瞳」を滑るのではないでしょうか。サーシャは今期は競技に出ないはずなので、これ、最強の武器として引っ張りだされたのかもしれません。やはり真央ちゃんは相当に警戒されているんでしょうね。 by Ambridge_jam | 2006-09-12 03:03 | フィギュアスケート
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